ことし中に誕生の新生児にも10万円 独自給付へ 北海道 芽室町

ことし中に誕生の新生児にも10万円 独自給付へ 北海道 芽室町
北海道芽室町は、国の現金一律給付の対象となっていない新生児に、町独自で10万円を給付する方針を固めました。対象はことし12月31日までに生まれた子どもで、北海道庁はこれほどの長期間を対象にした例は聞いたことがないとしています。
一律現金10万円を給付する国の特別定額給付金は、ことし4月27日までに住民登録されている人が対象です。

こうした中、北海道芽室町は、出産した家族を支援しようと「めむろ赤ちゃん特別給付金」として、国の対象とならないことし4月28日から12月31日までに生まれた子どもに10万円を給付する方針を固めたことが分かりました。

全国では4月28日から1か月程度を対象に給付している自治体はありますが、北海道庁は芽室町のように半年以上の長期間を対象にした例は聞いたことがないとしています。

芽室町の手島旭町長は「厳しい状況の中で不安を抱える妊婦さんがいて、年内まで期間を延ばせば支援になると思う」と述べました。

町は、80件ほどの支給を想定して、必要な事業費823万円を盛り込んだ補正予算案を今月23日の町議会に提出することにしています。