新宿“夜の街”対策 地元中学生が外出自粛を無線で呼びかけ

新宿“夜の街”対策 地元中学生が外出自粛を無線で呼びかけ
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夜の繁華街に関連している人の感染が続く東京 新宿区では、地元の中学生が防災行政無線を使って不要不急の外出の自粛などを呼びかける取り組みが始まりました。
呼びかけを行ったのは、新宿西戸山中学校の3年生で放送委員の上之園華蓮さんで、今月11日に区役所で音声を収録しました。

上之園さんは、区の職員の指導を受けながら、引き続き不要不急の外出を控えることや、手洗いやマスク着用の徹底などについて丁寧に読み上げていました。

収録を終えた上之園さんは「一人一人が少しでも意識するだけで感染を抑えることができるということをいちばんに受け止めてほしいと思って、録音しました。いつもよりゆっくりと皆さんに情報が伝わるように気持ちを込めて読みました」と話していました。

収録した音声は、15日から新宿区内の102か所に設置された防災行政無線で毎日正午に流されます。

新宿駅前で放送を聞いた女性は「子どもたちの声で呼びかけてくれたのでしっかり聞こうと思いました。昼の時間だけでなく、夕方の帰宅の時間帯にも流してくれると効果があるのではないかと感じました」と話していました。