中国 北京の食品市場 36人感染確認 新型コロナ再拡大を警戒

中国 北京の食品市場 36人感染確認 新型コロナ再拡大を警戒
食品市場で新型コロナウイルスの感染が確認された中国の北京で13日、新たに36人の感染が確認されました。地元当局は、先月末以降に市場を訪れたすべての人を対象にPCR検査を行うなど、感染が再び拡大することへの警戒を強めています。
新型コロナウイルスをめぐり、中国の北京では、12日までの2日間に、市内にある農産物や海産物を扱う食品市場に出入りしていた7人の感染者が確認されました。

地元の当局によりますと、北京では13日、新たに36人の感染が確認され、いずれもこの市場で働いていたり、過去に利用したりしていた人だったということです。

当局は、この市場を通じて感染が広がったとして、すでに市場を閉鎖しており、今後、市場の周辺住民に加え、先月30日以降市場を訪れたすべての人を対象にPCR検査を行うなど、ほかに感染者がいないかどうか確認を急ぐとしています。

北京では今月10日まで2か月近くにわたって、新たな感染者が確認されていませんでしたが、地元当局の担当者は、14日の記者会見で「北京は非常時に入った」と述べるなど、感染が再び拡大することへの警戒を強めています。