水泳の授業中止で水辺の安全 オンラインで学ぶ 新型コロナ影響

水泳の授業中止で水辺の安全 オンラインで学ぶ 新型コロナ影響
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緊急事態宣言や東京アラートが解除され、川や海などに人出が戻りつつある一方、水の事故も相次いでいます。新型コロナウイルスの影響で、各地の学校で水泳の授業が中止となり安全教育が十分に行われない中、オンラインで親子向けの水辺の安全教室が開かれました。
安全教室を開いたのは、8年前、川の事故で当時5歳の息子を亡くしたのをきっかけに子どもの事故防止の活動に取り組む吉川優子さんです。

オンラインで行われた教室には14組の親子が参加し、吉川さんは「水辺で元気に遊ぶためには安全や予防を理解することが大事です。きょうはしっかり学んでください」と呼びかけました。

講師は日本ライフセービング協会のメンバーでもある都内の学校の教員が務め、動画を見せながらライフジャケットの正しい着方や溺れたときの対処方法などを学びました。

川や海などの行楽地では人出が戻りつつあり、水の事故も相次いでいますが、ことしは各地の学校で水泳の授業が中止となり、安全教育が十分に行われていないと懸念されています。

講師を務めた松本貴行さんは「学校で安全のための授業ができていない中で夏を迎えてしまうことになる。海などで遊ぶときはライフセーバーの有無や気象状況などを事前に確認してほしい」と呼びかけていました。

教室を開いた吉川さんは、「ことしは例年以上に事故予防の理解を一緒に深めていきたい」と話していました。

プールの営業 施設で対応分かれる

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、各地のプールではこの夏の営業を取りやめる施設がある一方、オープンに向けて準備を進める施設があるなど対応が分かれています。

東京 立川市と昭島市にまたがる国営昭和記念公園の「レインボープール」は、9種類のプールがある首都圏最大規模の複合プール施設で、去年の夏は14万6000人が利用しました。しかしこの夏は、更衣室やプールでいわゆる「3密」の状態を避けられないことなどから、営業を中止することを決めました。

また、横浜市は市内にある28か所の屋外の市営プールの営業中止を決めたほか、宮崎市も市が管理する18か所すべての屋外プールの中止を決めました。

一方で、オープンに向けて準備を進めている施設もあります。

▽福島県の「スパリゾートハワイアンズ」は来月1日から、
▽また、三重県の「ナガシマスパーランド」のジャンボ海水プールは来月4日から、営業する予定で、手の消毒など感染対策を徹底させたうえで、利用してもらいたいとしています。

東京 稲城市の「よみうりランド」は今月16日からアトラクションなどに限定して営業を再開し、プールに関しては来月中旬以降のオープンを前提に準備を進めています。

また、営業するかどうか検討を進めている施設も多く、8月末で閉園が決まっている東京 練馬区の「としまえん」は今月15日からアトラクションなどは再開するものの、プールについては検討中としています。

このほか、あきる野市の「東京サマーランド」も営業する方針ですが、時期などの詳細については検討しているということです。