高校の部活 再開しても 対外試合は「7月末までダメ」 千葉

高校の部活 再開しても 対外試合は「7月末までダメ」 千葉
千葉県教育委員会は県立高校などでの部活動について「急な活動量の増加はけがや熱中症のリスクが高まる」として、対外試合や合同練習を7月末まで行わない方針を決め、各学校に通知しました。
千葉県の県立高校などでは今月15日から部活動が再開される予定で、これを前に県教育委員会は部活動に関する今後の方針や注意事項をまとめ、各学校に通知しました。

それによりますと、ほかの学校との対外試合や合同練習、それに演奏会は、来月末までは無観客でも行わないとしています。

理由について県教育委員会は「急な激しい活動は外出を自粛していた生徒にとってけがや熱中症のリスクが高まるおそれがあるため、徐々に体を慣らすべきと判断した」としています。

このほか、運動中はマスクを着用する必要はなく、8月以降は県外への遠征も含めて対外試合は可能とするとしています。

また「密」を避けるため、宿泊を伴う活動は当面避けることや、体の接触や接近を伴う柔道の寝技、ボクシングのスパーリング、剣道での声出しなどは極力行わないなど感染防止対策の徹底も求めています。

千葉県教育委員会体育課は「運動する場所で感染が広がった例があったことや、活動量が落ちている生徒の体の負担を考えると慎重な対応が必要だ。生徒たちはもの足りないかもしれないが、理解してほしい」と話しています。