「濃厚接触の可能性あり」通知アプリ 来週にも実用化へ 厚労省

「濃厚接触の可能性あり」通知アプリ 来週にも実用化へ 厚労省
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新型コロナウイルスに感染した人と濃厚接触した可能性がある場合に通知を受けられるスマートフォン向けのアプリについて、厚生労働省が概要を公表しました。来週中にも実用化を目指していて、半径1m以内で15分以上接触していた場合に通知されるということです。
このアプリは、利用者どうしが一定の距離に近づくとお互いのデータを記録し、新型コロナウイルスへの感染がわかった人がその情報をアプリに登録すると、接触した相手先に通知されるものです。

厚生労働省は、感染した人と接触した可能性がわかることでPCR検査の速やかな受診につながり、感染拡大の防止が期待できるとしてアプリの開発を進めていて、その概要を公表しました。

それによりますと、アプリに登録した感染者と過去14日間に半径1m以内で15分以上接触した日があった場合、濃厚接触の可能性があるとしてその記録が通知されます。

通知された場合、「発熱などの症状がある」とアプリに回答すると、近くの専門外来の連絡先が表示されて受診するよう案内されます。

症状がなくても「家族や友人、職場の同僚など身近に感染した人や感染が疑われる人がいる」と回答すると、専門外来の受診案内が表示され、14日間の自宅待機を求められます。

アプリは位置情報を取得しないなど個人情報の保護に配慮したうえで、利用者の間でも個人が特定されることがないよう、何時に、どこで、誰と接触したかはお互いにわからない仕組みにするということです。

厚生労働省は来週中にも実用化を目指しています。