アジア株式市場 多くの市場で株価値下がり 新型コロナ影響懸念

アジア株式市場 多くの市場で株価値下がり 新型コロナ影響懸念
12日のアジアの株式市場は新型コロナウイルスの感染が再び拡大して経済への影響が長引くとの懸念などから売り注文が広がり、多くの市場で株価は値下がりしました。
各地の代表的な株価指数の終値は、11日と比べて、韓国がおよそ2%と大きく下落したほか、台湾がおよそ0.9%、香港とシンガポールがおよそ0.7%値下がりしました。

一方、中国 上海の株式市場は取り引き開始直後は売り注文が広がったものの、その後は買い戻され、代表的な株価指数の「総合指数」は小幅な値動きで12日の取り引きを終えました。

市場関係者は「アメリカで新型コロナウイルスの感染が再び拡大するのではないかという懸念に加えて、このところ、実体経済とかい離していると言われてきた株価の上昇への反動もあって、売り注文が広がった」と話しています。