夏の高校野球代替大会 全都道府県で開催の公算大に 新型コロナ

夏の高校野球代替大会 全都道府県で開催の公算大に 新型コロナ
新型コロナウイルスの影響で、中止となった夏の全国高校野球の地方大会に代わる独自の大会について、開催の断念を発表していた福岡県の高校野球連盟が12日、一転して開催を決定し、検討中も含めると、全国すべての都道府県で開催される公算が大きくなりました。
福岡県高野連は、先月25日に独自大会の開催を断念することを発表しましたが、その後、県教育委員会が「社会が少しずつ日常を取り戻している」などとして、再検討を求めたことから、12日、改めて協議し、一転して開催を決めました。

この結果、NHKの取材によりますと、夏の全国高校野球の地方大会に代わる独自の大会について、開催決定や開催する方針の高野連は12日までに43の都府県となりました。

このほか北海道、群馬、山梨、愛媛の4つの地域も開催の方向で検討を進めていて全国すべての都道府県で独自の大会が開催される公算が大きくなりました。

感染リスクを抑えるため、具体的な大会の方式としては無観客での開催や、休日のみの開催、各校1試合の対抗戦、地区ごとにトーナメントを行うなどの案があがっています。

ただし、新型コロナウイルスの感染が拡大すれば、大会を中止にする可能性もあるということで、各地の高野連では今後、感染の状況を注意深く見守ることにしています。