としまえん 8月末に閉園 跡地に“ハリポタ”施設や公園整備

としまえん 8月末に閉園 跡地に“ハリポタ”施設や公園整備
東京・練馬区の「としまえん」がことしの夏に閉園することになりました。跡地の利用について、東京都は土地を所有する西武鉄道などと覚書を締結し、小説や映画が世界的に人気の「ハリー・ポッター」のテーマパークや防災機能を備えた公園を整備することになりました。
90年を超える歴史を持つ「としまえん」は、22ヘクタールの敷地にアトラクションやプールなどを備えた首都圏有数の規模の遊園地です。

土地を所有する西武鉄道は、ことし8月末に閉園することを12日発表しました。

また、東京都は、跡地の整備について、西武鉄道やアメリカの企業グループ「ワーナー・ブラザース」、それに練馬区などと覚書を締結しました。

覚書には、跡地に、広域防災拠点やにぎわいの機能を備えた公園の整備に向けて連携・協力することなどが盛り込まれています。

都によりますと、跡地の一部に小説や映画が世界的に人気の「ハリー・ポッター」のテーマパークが2023年春の開業を目指して整備され、「ワーナー・ブラザース」が運営するということです。

「西武園ゆうえんち」はリニューアル

ことし8月末に閉園することになった「としまえん」は大正15年、日本庭園などを備えた「練馬城址豊島園」として開園しました。第2次世界大戦中にいったん閉園した時期もありますが、戦後まもなく営業を再開します。

昭和30年代には屋内のスキー場、昭和40年代には「流れるプール」と、世界で初めてとされる施設をつくったことでも知られ、首都圏を代表する遊園地の一つとして知られています。

閉園を決めたことについて運営する西武ホールディングスは「長きにわたり地域の皆様に支えられ、多くのお客さまにご来場いただき、深く感謝しています」としています。

一方で西武は、埼玉県所沢市で運営する「西武園ゆうえんち」について、およそ100億円を投じて大規模なリニューアルを行う計画です。プロ野球の西武ライオンズの本拠地からも近く、周辺では商業施設などの再開発も進められていて会社は、リニューアルによってさらに沿線の活性化につなげたい考えです。

西武園ゆうえんちは、開業70年を迎え施設の老朽化が原因で来場者が低迷していますが、リニューアルに当たっては、その古さを生かして「懐かしさ」をテーマにします。園内に、高度経済成長期の日本の町並みを再現したエリアを設けるほか、新しいアトラクションなどの導入も検討するとしています。