第3次補正予算“検討段階にない” 麻生副総理 新型コロナ

第3次補正予算“検討段階にない” 麻生副総理 新型コロナ
麻生副総理兼財務大臣は、参議院の財政金融委員会で、新型コロナウイルスのさらなる影響に備えて第3次補正予算の編成を考えているかと問われ、第2次補正予算の効果をみたうえで判断するが、いまは検討する段階にはないという考えを示しました。
この中で麻生副総理兼財務大臣は、日本経済の現状について、「極めて厳しい状況ははっきりしているが、底を打ったという感じはする」と述べました。

そのうえで、感染拡大のさらなる影響に備え、第3次補正予算の編成を考えているかと問われたのに対し、「第2次補正予算での対策の結果をみたうえで判断するもので、まだ第3次補正予算をどうのこうのという段階にはない」と述べました。

また、今年度の国債の新規発行額が過去最大の90兆2000億円に達したことについて、麻生副総理は「国債の金利が超低金利でおさまっているのは市場の信認が高かったからで、財政の持続性を確保しないと将来への責任が持てない」と述べ、財政運営が一段と厳しくなる中で財政の持続性を確保することが重要だという認識を示しました。