東京都医師会「コロナ以外の感染症対策も徹底を」

東京都医師会「コロナ以外の感染症対策も徹底を」
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新型コロナウイルスの感染が再び拡大したときに備えて、東京都医師会の尾崎治夫会長は「第2波は秋冬にインフルエンザと同時に流行する可能性がある」と述べたうえで、「より多くの人にインフルエンザのワクチンを接種してもらうなどして、コロナ以外の感染症対策も徹底すべきだ」と指摘しました。
10日開かれた記者会見の中で、東京都医師会の尾崎会長は、これまでにわかってきた新型コロナウイルスの特徴について、感染した人の4割が無症状の感染者から、うつされていることや感染力は発症の2日前から5日目までが強いこと、それに唾液の中にウイルスが多く存在していることを指摘しました。

そのうえで「夜の街で感染が多いのも、こうした特徴が要因とみられる。無症状の人からうつることも多いので、3密の環境の中でマスクを外して飲食をするのは、今後も注意が必要だ」と述べました。

さらに、感染が再び拡大する第2波について「インフルエンザの流行と同じ秋冬に来る可能性がある。ことしはインフルエンザのワクチンをより多くの人に接種してもらうなどして、コロナ以外の感染症についても対策を徹底すべきだ」と指摘しました。