東京 新たに18人感染確認 計5426人に 新型コロナウイルス

東京 新たに18人感染確認 計5426人に 新型コロナウイルス
東京都は10日、都内で新たに18人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。1日の感染の確認が20人を下回るのは4日連続で、都内で感染が確認された人は合わせて5426人になりました。
東京都は10日、都内で新たに20代から80代の男女18人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

このうち、20代と30代は合わせて12人と全体の7割近くを占めています。

18人のうち10人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、残りの8人は今のところ感染経路が分かっていません。

都によりますと、18人のうち7人は夜の繁華街に関連している人で、ホストクラブに勤める20代と30代の男性3人や、接客を伴う飲食店に勤める20代の男女のほか、接客を伴う店に客として訪れた40代の女性、それにカラオケのあるバーに客として訪れた30代の男性だということです。

都内で1日の感染の確認が20人を下回るのは4日連続で、都内で感染が確認された人は合わせて5426人になりました。

一方、10日は都内で死亡が確認された人の発表はありませんでした。

小池都知事「数値分析し方向性定めたい」

東京都内では、10日、新たに18人の感染が確認され、これで4日連続で20人を下回りました。

これについて、小池知事は記者団に対し、「20人を下回っているとはいえ、ある意味では、そこから下がっていないのも現状だ」と述べました。

そのうえで、「よく数値などを見ながら、あす会議をしていろいろ分析していきたい。分析をしながら、今後の方向性なども定めていきたい」と述べ、東京アラートの解除について検討したいという考えを示しました。

都の指標の状況

東京都は感染の状況などについて、指標を設定したうえで毎日、モニタリングし、東京アラートの解除や、休業要請の段階的な緩和、それに再び要請を行うかどうかの目安としています。

このうち、東京アラートの解除と緩和の段階を進める場合、
▽新たな感染の確認は1週間の平均で1日当たり20人未満、
▽新たに確認された人のうち感染経路が不明の人の割合が1週間の平均で50%未満、
▽感染確認の週単位の増加比率が前の1週間より低くなるかなどを目安として、医療体制なども考慮して総合的に判断するとしています。

東京都が10日公表した指標は
▽新たな感染確認が1日当たり18.7人、
▽感染経路が不明の人の割合が48.9%でした。

また、
▽週単位の増加比率は1.14で前の1週間より増えたことを示しています。