北海道 新たに7人感染確認 カラオケ喫茶で集団感染も コロナ

北海道 新たに7人感染確認 カラオケ喫茶で集団感染も コロナ
北海道内では9日、新たに7人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されました。また札幌市は昼間にカラオケができる喫茶店で集団感染が発生したと発表し、対策を徹底してほしいと呼びかけています。
道や札幌市によりますと、新たに感染が確認されたのは、札幌市の60代の男性、岩見沢市の20代の女性と、空知地方の年代が非公表の女性、居住地が非公表の50代の男性、それに年齢・性別が非公表の3人の合わせて7人です。

このうち5人は軽症か無症状で、2人は症状が非公表となっています。

道によりますと、感染が確認された岩見沢市の20代の女性は、市内の小中学校の給食を作る給食センターの調理員で、同じく9日、感染が確認された、年齢と性別が非公表の1人の家族だということです。

岩見沢市では、この調理員が8日、検査を受けることになったことをうけて、9日と10日の2日間、市内のすべての小中学校で給食の提供を取りやめています。

また札幌市は、これまでの調査で昼間にカラオケができる市内の喫茶店で、客や従業員10人の感染が確認されていると発表しました。

札幌市は利用者が全員、把握できているとして、店舗名は非公表としていますが、市内10例目のクラスター=集団感染と判断し、濃厚接触者の検査を進めるとともに、感染経路を調べています。

さらに、これまで市内で感染が確認された60代以上の109人のうち24人が、15の店舗で昼間にカラオケをしていたということで、札幌市保健所の三觜雄所長は会見で「カラオケが悪いとか、自粛してほしいというわけではなく、飛まつの対策として距離をとることなど、感染防止策を徹底したうえで楽しんでほしい」と述べました。

これで北海道内の感染者数は札幌市の延べ703人を含む、延べ1132人となりました。

このうち死亡した人は91人、治療を終えた人は延べ906人です。