国体などの1年延期を要望へ 鹿児島県議会の議員連盟

国体などの1年延期を要望へ 鹿児島県議会の議員連盟
開催の可否が検討されている「かごしま国体」と全国障害者スポーツ大会の両大会について、鹿児島県議会議員で作る「スポーツ振興議員連盟」は、来年以降の開催が決まっている三重県や栃木県のほか、スポーツ庁などの関係機関を今月中にも訪問し、両大会の1年延期を直接要望する方針を決めました。
「かごしま国体」と全国障害者スポーツ大会について県と、日本スポーツ協会、日本障がい者スポーツ協会とスポーツ庁の4者は新型コロナウイルスの影響に伴う選手の安全確保の観点などから、ことし10月の開催の可否を検討しています。

県は10月の開催が難しい場合、最長で1年程度延期する案をスポーツ庁などに要望しているということですが、開催のめどは立っていません。

これを受けて県議会議員で作る「スポーツ振興議員連盟」は、1年後の来年秋の「かごしま国体」開催に向けて協力を得るため来年と再来年の開催が決まっている三重県と栃木県、スポーツ庁などの関係機関を訪問し、直接要望する方針を決めました。

関係者によりますと、今議会が閉会する今月19日以降「スポーツ振興議員連盟」を中心とした複数の県議会議員が、三重県の鈴木知事やスポーツ庁の鈴木長官などを直接訪問するとしていて、今後日程を調整する見通しです。

「スポーツ振興議員連盟」会長で鹿児島県議会の堀之内芳平議員は「県の表立った動きが見られない中で、県議会はいま行動する必要があると考えた。1年延期による開催にはさまざまな困難があることは理解しているが、鹿児島県のために協力を得られるようにしたい」と話しています。