東京都内で12人感染確認 20人下回るのは3日連続 新型コロナ

東京都内で12人感染確認 20人下回るのは3日連続 新型コロナ
東京都は9日、都内で新たに12人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。都内で1日の感染の確認が20人を下回るのは3日連続で、都内で感染が確認された人は合わせて5408人になりました。
東京都は9日、都内で新たに10代から90代の男女合わせて12人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
このうち、20代が最も多い4人で全体の3分の1を占めています。

12人のうち5人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、残りの7人は今のところ感染経路が分かっていません。

都によりますと、濃厚接触者5人のうち、70代と80代の女性2人がそれぞれ同居する20代の孫からうつったとみられるということで、都は若者からの感染拡大に懸念を示しています。

一方、9日は夜の繁華街に関連する感染者の発表はありませんでした。

また、都内で死亡が確認された人の発表もありませんでした。

都内で1日の感染の確認が20人を下回るのは3日連続で、都内で感染が確認された人は合わせて5408人になりました。

都の指標の状況

東京都は感染の状況などについて、指標を設定したうえで毎日、モニタリングし、休業要請の段階的な緩和や再び要請を行うかどうかの目安としています。

このうち、緩和の段階を進める場合、
▼新たな感染の確認は1週間の平均で1日当たり20人未満、
▼新たに確認された人のうち感染経路が不明の人の割合が1週間の平均で50%未満、
▼感染確認の週単位の増加比率が前の1週間より低くなるかなどを目安として、医療体制なども考慮して総合的に判断するとしています。

東京都が9日公表した指標は、
▽新たな感染確認が1日当たり17.9人、
▽感染経路が不明の人の割合が49.6%でした。

また、
▽週単位の増加比率は1.10で、前の1週間より増えたことを示しています。

小池知事「徐々に感染抑えられている傾向」

小池知事は9日夜、記者団に対し「残念ながら東京アラートは続いているが、徐々に感染を抑えられているという傾向はある。ただ、このあとどうなるか注視していく必要があり、皆さんの協力を引き続きお願いしたい」と述べました。