米大リーグ「今シーズン76試合」など選手会に提案 新型コロナ

米大リーグ「今シーズン76試合」など選手会に提案 新型コロナ
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期されている大リーグの開幕について、大リーグ機構は来月10日ごろの開幕を想定し、レギュラーシーズンは76試合を行うなどとした新たな計画案を選手会に提案しました。
3月26日に予定されていた大リーグの開幕は新型コロナウイルスの影響で延期されていて、大リーグ機構側と選手会の間で選手の報酬について主張の隔たりが大きいことなどから開幕の見通しは依然として立っていません。

機構と各球団のオーナーは当初、7月第1週に開幕し、レギュラーシーズンの試合数を162から82に減らしたうえで、選手の報酬を大幅に削減する案をまとめましたが、複数のアメリカメディアによりますと、この案が選手会から受け入れられず、依然として開幕のメドが立っていないことから、機構は新たな計画案を8日、選手会に提案したということです。

その中では、▽来月10日ごろに開幕することを想定し、▽レギュラーシーズンはさらに6試合減らし76試合とすることや、▽プレーオフ進出のチームを10チームから16チームに拡大して収益を確保することとしています。

また、選手の報酬については、▽年俸を日割りにした額の50%を確約したうえで、プレーオフが計画通りに行われた場合は、75%まで上げるなどとしています。

これに対し、選手会は当初から単純に試合数に比例した年俸を求めていて、今回の計画案で両者がどこまで歩み寄れるか注目されます。