北九州 「陽性」の女性に「陰性」と伝える 感染確認は17日連続

北九州 「陽性」の女性に「陰性」と伝える 感染確認は17日連続
北九州市では8日、新たに3人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されましたが、市の保健所がこのうち1人に対し、7日、誤って「陰性」と伝えていたことがわかりました。
北九州市によりますと、市内では8日、新たに40代から60代の男女3人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。

このうち濃厚接触者として6日、検体を採取された小倉南区の40代の女性に対し、7日午後、保健所の医師が電話で「陰性」と連絡するミスがあったということです。

保健所の別の担当者が、民間の検査機関からファックスで送られてきた検査報告書に記載されていた「陽性」の文字を見落としていたことが原因で、8日午後、誤りが判明したということです。

女性は無症状で「陰性」と連絡を受けたあと、買い物に出かけましたが、マスクを着用していたことや、人との接触が短い時間だったことから、市はほかの人への感染の可能性は低いとみています。

北九州市は「深くおわび申し上げます。今後はチェック体制を見直すとともに、再発防止に努めます」としています。

北九州市での感染確認は17日連続で、この間に感染が確認された人は誤った連絡を受けた女性を含め、合わせて143人となりました。