乳幼児の予防接種・集団健診は期間内に 厚労省が呼びかけ

乳幼児の予防接種・集団健診は期間内に 厚労省が呼びかけ
新型コロナウイルスの影響で乳幼児の予防接種や集団健診が遅れるケースが相次いでいるとして、厚生労働省は保護者向けのリーフレットを作成し、期間内に受けるよう呼びかけています。
厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスの感染への不安から、乳幼児向けの「定期接種」と呼ばれる公費負担の予防接種を先延ばしにする保護者が見られるということです。

厚生労働省は、予防接種を遅らせると免疫がつくのが遅れ、さまざまな感染症にかかって重症化するリスクが高まるとして、保護者に向けたリーフレットを作成し、推奨される期間内の接種を呼びかけるとともに接種の際の注意点をまとめました。

それによりますと、できるだけ事前に予約し、一般の受診患者と時間や場所を分けて受けられないか相談することや、受けそびれた時には定められた期間をすぎても公費で接種できる場合があるので市区町村に相談することを求めています。

また、乳幼児の健康診断についても、緊急事態宣言が出されていた地域を中心に集団健診の中止や延期が相次いでいることから、厚生労働省は市区町村に対して、個別健診などの機会を設けるよう呼びかけています。

保護者に対しては、各市区町村に受診の変更点を問い合わせてほしいとしています。

リーフレットは、厚生労働省のホームページやSNSなどに掲載されています。