プロ野球 球場売店の「3密」回避へ ネット事前注文をテスト

プロ野球 球場売店の「3密」回避へ ネット事前注文をテスト
プロ野球は今月19日に開幕し、当面は観客を入れずに試合を行う予定です。開幕したあと、球場で観戦できる観客を段階的に増やすことを目指し、仙台市の楽天の本拠地の球場の売店では、いわゆる「3密」を発生させないようにする対策が試験的に行われています。
対策を試しているのは、楽天の本拠地球場である仙台市の楽天生命パーク宮城の三塁側外周にある売店、「森のキッチン」です。

この店はふだん、楽天の公式戦が行われる日に営業し、選手にちなんだ弁当などを販売していますが、チームが千葉で練習試合を行っていた6月6日と7日の2日間、特別に持ち帰り用に球場グルメを販売しました。

販売にあたっては、店頭でやり取りする代わりに、インターネットで事前に、注文や支払いを済ませる試みを取り入れました。

利用者は、球団のホームページから店の注文ページにアクセスしてメニューを選び、受け取りの時間を指定して支払いの決済を済ませます。時間になったら店を訪れて名前を伝え、商品を受け取るだけで済むため、店頭で並ぶ必要がなく、「密」を避けることができます。

利用した楽天ファンの女性は「いつも混んでいるので、すんなり受け取れるのはうれしいし、安心です」と話していました。

この取り組みは今月13日と14日にも行われ、効果や課題を確かめたうえでシーズン中に実施するかどうか判断するということです。