北海道 知床めぐる観光船 運航始まる コロナで1か月余り遅く

北海道 知床めぐる観光船 運航始まる コロナで1か月余り遅く
新型コロナウイルスの影響で、例年より1か月余り遅く、知床半島の雄大な自然を海の上から楽しむ観光船の運航が始まりました。
観光船「おーろら」は毎年、冬の間はオホーツク海の流氷観光を行い、春から秋にかけては、世界自然遺産の知床半島をめぐります。

今シーズンは、新型コロナウイルスの影響で例年より1か月余り遅く、6日から運航が始まり、7日午前に斜里町ウトロを出港した便には、観光客23人が乗り込みました。

船内は座席の間隔をあけたり、室内の換気を徹底したりする感染防止対策がとられています。

船が切り立った崖のそばをゆっくりと進むと、観光客はオホーツク海に注ぐカムイワッカの滝などを写真に収めていました。

札幌市から友人と訪れた20代の女性は「世界遺産を見に来ましたが、天気が悪いのが残念です」と話していました。

運航会社の東海林竜哉営業部長は「やっと運航が始まりほっとしました。感染防止の対策をしていますので、ぜひ安心していらしてください」と話していました。