台湾 新型コロナ規制さらに緩和 マスクなしでプロ野球観戦も

台湾 新型コロナ規制さらに緩和 マスクなしでプロ野球観戦も
台湾当局は、新型コロナウイルスの新たな感染者が8週間にわたり確認されていないことから、感染防止のための規制をさらに緩和すると発表し、このうち、プロ野球ではマスクを着用せずに観戦できるようになります。
台湾では、新型コロナウイルスの新たな感染者は、渡航歴のある人を除くと、8週間にわたって確認されていません。

こうした状況を踏まえて、陳時中衛生福利部長は、7日の定例会見で、「台湾は平穏で順調であり、安心して規制緩和を宣言する」と述べ、入境規制は継続するものの、感染防止のために導入していた公共交通機関や催しなどについての規制をさらに緩和することを明らかにしました。

これを受けて、地下鉄を除く鉄道では、十分な距離を保つことができれば、マスクを外したり、飲食をしたりすることが可能になるほか、プロ野球についても、空けなければならない座席の間隔を左右2席以上から1席に減らすほか、観客は座席を移動しなければマスクを着用せずに観戦できるようになります。

ただ、催しや飲食店の利用については、感染者が出た場合に追跡できるよう、名前を登録することが引き続き求められていて、台湾当局は、感染が再び拡大しないよう警戒を続けています。