中国政府 新型コロナ白書を発表 隠蔽はなかったと強調

中国政府 新型コロナ白書を発表 隠蔽はなかったと強調
中国政府は、新型コロナウイルスの感染への対策や情報公開をめぐるこれまでの対応をまとめた白書を発表し、感染者のうち94%以上の人が治療を受けて回復したとする一方、新型コロナウイルスと特定される前から感染状況をWHO=世界保健機関や各国に報告していたなどとして、隠蔽はなかったと強調しました。
白書は、中国政府が7日記者会見をして発表しました。

この中では、習近平国家主席のリーダーシップのもとで、新型コロナウイルスの感染への対策は大きな成果をあげたとしたうえで、先月末までに確認された感染者、8万3017人のうち、94.3%の人が治療を受けて回復し、死亡した人は5.6%にとどまっていると指摘しています。

一方、白書の中で中国政府は、新型コロナウイルスと特定される前の1月3日の時点で、WHOや各国に感染状況について報告したほか、1月12日にはウイルスの遺伝子情報を提供したなどと、中国側がとった対応を時系列で説明し、隠蔽はなかったと強調しています。

中国の情報公開をめぐってはAP通信が今月2日、感染拡大の初期に行われたWHOの複数の会議で、中国政府による情報提供が不十分だと、出席者から不満の声が上がっていたと内部資料をもとに伝えています。

中国政府としては、新型コロナウイルスへの対応をめぐってアメリカなどが批判を強める中、白書を発表することで中国側の対応に問題はなかったと国際社会に改めてアピールするねらいがあるとみられます。