ボクシング 11月の全日本選手権開催へ 予選できない場合中止も

ボクシング 11月の全日本選手権開催へ 予選できない場合中止も
日本ボクシング連盟は6日、オンラインで理事会を開き、全日本選手権を予定どおり、ことし11月に東京 墨田区で開催する方針を決めました。ただ、新型コロナウイルスの影響で予選が実施できない場合は、中止も検討するとしています。
ボクシングの全日本選手権はアマチュアの日本一を決める大会で、ことしは男子が90回目、女子は19回目を迎えます。

日本ボクシング連盟によりますと、6日のオンラインの理事会で、当初の予定どおり11月に東京 墨田区で開催する方針を全会一致で決めたということです。

ただし、都道府県や各ブロックの予選が実施できることが条件で、新型コロナウイルスの影響で予選が開催できない場合は、中止も検討するとしています。

全日本選手権には、これまで数々の有力選手が出場し、2012年ロンドンオリンピックの男子ミドル級で金メダルを獲得した村田諒太選手や、バンタム級の井上尚弥選手など、プロで活躍する世界チャンピオンも優勝しています。

日本ボクシング連盟の内田貞信会長は「理事会の出席者全員が、選手の目標や夢を壊したくないという考えだった。新型コロナウイルスの状況を見ながら、場合によっては勇気ある撤退も考えたい」と話しています。