新型コロナの感染対策しながら 避難所の開設訓練 山梨

新型コロナの感染対策しながら 避難所の開設訓練 山梨
梅雨や台風のシーズンを前に、新型コロナウイルスの感染防止の対策を取りながら避難所を開設する訓練が山梨県韮崎市で行われました。
韮崎市の小学校で行われた6日の訓練には危機管理を担当する市の職員およそ20人が参加し、「3密」になりやすい避難所で感染を防ぐ対策を取りながら避難所を開設する訓練が行われました。

まず受け付けを避難所の外に設けフェイスシールドなどを身につけて対応することや、一人一人に氏名や連絡先のほか体調などを記入してもらう手順を確認しました。

そして体育館では密集を避けるとともに、飛まつの拡散を防ごうと段ボールの間仕切りを組み立てていきました。

職員たちは家族ごとにどれくらいスペースが必要なのかを確かめたり、プライバシーに配慮するため向きを調整したりしていました。

さらに感染者や感染が疑われる人を受け入れるため、災害用のテントや仮設のトイレを設置する訓練も行っていました。

韮崎市の内藤久夫市長は「市民の皆さんに避難してもらう前に新型コロナウイルスに対応した新しい方法を職員がまず経験することが大事だ。手洗いなどの基本的な対策を守り支え合いの気持ちを持って過ごしてほしい」と話していました。