タイなど4か国の入国緩和 事前検査や移動限定で検討 政府

タイなど4か国の入国緩和 事前検査や移動限定で検討 政府
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外国人の入国拒否をめぐり、政府はタイやベトナムなど4か国と、ビジネス関係者らに限っての措置の緩和に向けて協議を進める方針で、訪日する前のPCR検査の実施や入国後の一定期間、移動を仕事先に限定することなどを求める方向で検討しています。
政府は新型コロナウイルスの水際対策として行っている外国人の入国拒否について、感染状況が落ち着いていることや経済的な結び付きを踏まえ、タイ、ベトナム、オーストラリア、ニュージーランドの4か国と、ビジネス関係者や技能実習生らに限っての措置の緩和に向けて個別に協議を進める方針です。

今後の協議では感染拡大防止の観点から、訪日する前にPCR検査で陰性を証明することや、入国時にも空港での検査を求める方向で検討しています。

さらに入国後の一定期間は移動を仕事先や宿泊施設などに限定し、滞在中の計画の提出を求めることで、2週間の待機措置を免除する案も検討されています。

協議では、各国が日本に行っている入国拒否の措置も同様に緩和するよう求めるため、各国に向かう日本のビジネス関係者には、PCR検査の実施が必要になる見通しで、国内の検査体制の拡充も検討課題となっています。

政府は感染状況の推移も慎重に見極めながら、4か国との協議を進め、早ければ今月中にも措置の緩和を決めたい考えです。