高校校舎青くライトアップ 医療従事者に感謝 広島 安芸太田町

高校校舎青くライトアップ 医療従事者に感謝 広島 安芸太田町
新型コロナウイルス対応の最前線にいる医療従事者に感謝の気持ちを伝えようと、5日夜、広島県の高校で校舎を青くライトアップする取り組みが行われました。
ライトアップされたのは、広島県安芸太田町にある県立加計高校です。

発案したのは3年生の森永雄大さんで、5日は賛同した生徒や教職員およそ30人が午後6時から準備に取りかかりました。生徒たちは、青いセロハンをかぶせた照明を運んだり、パソコンをプロジェクターにつないで文字が投影できるか試したりしていました。

そして、音楽に合わせて一斉にライトアップされると、校舎全体が青く輝き、「沢山の人を救ってくれてありがとう」、「安全に生活できるのは皆さんのおかげです」、それに「コロナ終息に向けてお互い頑張りましょう」などという生徒や教職員から医療従事者に向けたメッセージが映し出されました。

高校には地域の人たちも訪れ、ライトアップを眺めたり写真を撮ったりしていました。

建物などを青くライトアップして医療関係者に感謝を表す取り組みはロンドンで始まり、大阪城や都庁など各地に広がっています。

森永さんは「高校生も感謝の気持ちを持っていることを伝えたかった。これから町内の別の場所でもライトアップを続けていきたい」と話していました。