東京五輪コスト削減へ 具体的検討の考え示す 小池都知事

東京五輪コスト削減へ 具体的検討の考え示す 小池都知事
来年夏に延期された東京オリンピック・パラリンピックについて、東京都の小池知事は大会のコスト縮減に向けて、何を合理化や簡素化できるか、具体的な検討を進める考えを示しました。
新型コロナウイルスの感染拡大で、来年夏に開催が延期された東京大会をめぐって、大会の組織委員会は延期によるコスト削減を図るため、あらゆるサービスや規模の見直しを進めていて、来月は開幕1年前の節目を迎えますが、大規模なイベントは行わない方針です。

これに関連して、東京都の小池知事は5日の記者会見で、4日に組織委員会の森会長と会談し、大会のサービスの水準の最適化や合理化を行うことによって、コストを縮減していくという認識を共有したと明らかにしました。

そのうえで、小池知事は「合理化や簡素化をすべきところは、関係者内でさまざまな検討も必要だ。知恵を絞っていきたい」と述べ、何を合理化や簡素化できるか、具体的な検討を進める考えを示しました。

また、小池知事は「アスリートや楽しみにしている方々にとって、大会は1つの希望の光だと思うので、非常に難しいが、簡素化しながら大きな期待につなげたい」と述べ、引き続き、大会開催に向けて準備を進めていく考えを示しました。