新型コロナ ワクチンの接種開始「来年前半を目標」 加藤厚労相

新型コロナ ワクチンの接種開始「来年前半を目標」 加藤厚労相
新型コロナウイルスのワクチンについて、加藤厚生労働大臣は、国内での研究開発と生産体制の整備を並行して進めることで実用化までの期間を短縮し、来年、2021年前半の接種開始を目指す考えを示しました。
新型コロナウイルスのワクチンをめぐっては、国内で大手製薬会社やベンチャー企業、それに大学などの研究機関が開発に取り組んでいます。

加藤厚生労働大臣は閣議のあとの記者会見で、「早期の実用化を目指すため、2021年前半という目標を先日、与党に説明させていただいた」と述べ、来年、2021年前半の接種開始を目指す考えを示しました。

そのうえで、加藤大臣は、「普通はワクチンの開発が終わってから生産体制の整備をするが、並行して実施していく」と述べ、国内での研究開発と生産体制の整備を並行して進めることで、実用化までの期間を短縮する考えを示しました。

厚生労働省は、今年度の第2次補正予算案に生産体制の整備費用として1400億円余りを計上し、早期の実用化を後押しすることにしています。