各地で30度以上の真夏日 大気不安定も 激しい雷雨に十分注意を

各地で30度以上の真夏日 大気不安定も 激しい雷雨に十分注意を
5日は、東北から九州にかけての広い範囲で晴れて、各地で30度以上の真夏日となりました。午後からは大気の状態が不安定になり雨雲が発達していて、気象庁は局地的な非常に激しい雷雨に十分注意するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、5日は広い範囲で晴れ、南から暖かい空気が流れ込んで、各地で30度以上の真夏日となりました。

日中の最高気温は
▽岐阜県多治見市で34.2度、
▽長野県松本市で33.9度、
▽高知県四万十市西土佐で33.7度、
▽名古屋市、福島市で33.2度、
▽京都市で32.8度、
▽熊本市で32.6度などと、平年を4度から8度上回ったほか、
▽東京の都心でも29.9度まで上がり、ことし一番の暑さとなりました。

全国およそ920の観測点のうち294地点で30度以上の真夏日となりました。

6日も平年を上回る暑さが続く見込みで、
日中の最高気温は
▽名古屋市、甲府市、前橋市で31度、
▽京都市、岡山市で30度、
▽東京都心、大阪市で29度、などと予想されています。

この時期は、まだ体が暑さに慣れていないほか、マスクの着用で体に負担がかかるとされていて、環境省などは熱中症を防ぐため、マスクを着用している際は激しい運動を避け、こまめに水分を補給したり、人との距離がある場合は状況に応じてマスクを外したりするよう呼びかけています。

一方、東北や関東では上空の寒気の影響で、大気の状態が不安定になり、局地的に雨雲が発達していて、気象庁は5日夜遅くにかけて落雷や竜巻などの激しい突風、非常に激しい雨に十分注意するよう呼びかけています。

愛知県内 熱中症で13人救急搬送

各地でことし一番の暑さとなる中、愛知県内の消防によりますと、5日に県内では合わせて13人が熱中症の疑いで救急搬送されました。

いずれも、搬送時に重症の人はいなかったということです。