北九州 小中学校で再び分散登校 窓開け授業などコロナ対策徹底

北九州 小中学校で再び分散登校 窓開け授業などコロナ対策徹底
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4日まで13日連続で新型コロナウイルスの感染が確認されている北九州市にある市立の小中学校では、児童や生徒の分散登校が、5日から再び始まりました。
北九州市立の小中学校では、先月18日から22日まで登校日や登校時間をずらす分散登校を行い、その後は、午前中のみ授業を行ってきました。

しかし、感染の確認が相次いでいることから、児童や生徒の感染が確認され臨時休校となった5つの小中学校を除く、合わせて186の学校で分散登校が5日から再び始まりました。

このうち戸畑区の大谷中学校では、各クラスの生徒が午前と午後に分かれて登校します。

5日朝、登校した生徒たちは校舎前に置かれたサーモグラフィーで体温の確認を受け、健康状態やマスクの着用についても確認を受けて教室に入りました。

そして、席を1つずつあけて座り、換気のため、窓を開けたまま授業を受けていました。

北九州市では、4日まで13日連続で合わせて130人の感染が確認されていて、このうち1割にあたる13人は小中学生です。

教育委員会では今月18日まで分散登校を続けることにしています。

1年生の男子生徒は「クラスメートが少なくて寂しいけど、学校に来られるほうが楽しいので、きちんと対策して勉強を頑張ります」と話していました。

大谷中学校の寺田訓康校長は「生徒たちが元気に登校できるよう、教職員一丸で感染防止に努めたい」と話していました。