自衛隊病院の医官らに最大で日額4千円の手当支給へ 防衛省

自衛隊病院の医官らに最大で日額4千円の手当支給へ 防衛省
新型コロナウイルスの患者を受け入れた医療機関への診療報酬の引き上げが自衛隊病院では医療従事者の処遇改善につながっていないことを受け、防衛省は、医官などに、最大で日額4000円の手当を支給することを決めました。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、厚生労働省は、医療従事者の処遇改善のため、医療機関に支払われる診療報酬を特例的に引き上げましたが、これまで400人以上を受け入れてきた自衛隊病院では、報酬は国庫に納められ、処遇改善につながっていません。

防衛省は感染リスクなどの負担に対し、給与面での処遇は必要だとして、治療にあたった医官や看護官などに、患者を受け入れた時にさかのぼって、最大で日額4000円の手当を支給することを決めました。

また、この手当とは別に医療従事者と、新型コロナウイルスに関わる災害派遣活動にあたった自衛隊員は、献身的に取り組んだとして、夏のボーナスを給与制度の枠内で増額することにしています。