宇都宮名物の餃子 送料無料に 地元商工会議所が負担

宇都宮名物の餃子 送料無料に 地元商工会議所が負担
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、売り上げが落ち込む宇都宮市のご当地グルメのギョーザを、全国の大勢の人に気軽に味わってもらおうと、商工会議所が負担して、送料を無料にする取り組みを始めることになりました。
宇都宮市のご当地グルメのギョーザは、市内のさまざまな店で味わうことができ、大勢の人が楽しんでいましたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、観光やビジネスで訪れる人が激減し、売り上げが大幅に落ち込んでいます。

このため、宇都宮商工会議所では、ギョーザの消費拡大とPRのため、送料などを商工会議所が負担して、無料にする取り組みを始めることになりました。

対象は、ギョーザ店などで作る協同組合「宇都宮餃子会」が運営する店舗やホームページで扱う商品の一部で焼きギョーザの市内対象地域への宅配料300円や、1000円余りかかる冷凍ギョーザの全国発送の送料が無料になります。

いずれも期間限定で、焼きギョーザの宅配は今月15日から8月31日まで、冷凍ギョーザの全国発送は、来月1日から8月31日までで、予算の300万円に達すると終了するということです。

宇都宮餃子会の鈴木章弘事務局長は「今でもお客さまが完全に戻っておらず、厳しい状況が続いています。このサービスで、多くの人に宇都宮ギョーザと宇都宮を知ってもらいたい」と話していました。
送料などを無料にする取り組みを行うことを決めた、宇都宮商工会議所総務部の長谷眞次長は、「ギョーザは、宇都宮を訪れる人の目的のおよそ6割を占めるという調査結果もあるくらい無くてはならない存在です。そのギョーザをきっかけに市内の経済が活気づくことを願っています」と話していました。