陸上競技 中高生の全国大会を10月に開催へ

陸上競技 中高生の全国大会を10月に開催へ
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、学生スポーツの大会が相次いで中止となる中、日本陸上競技連盟はことし10月に中高生が出場する全国大会を、それぞれ開催することを決めました。
陸上では感染拡大の影響で、ことし8月に予定されていた全国中学校体育大会や全国高校総体が相次いで中止になり、選手や指導者からは代替の大会を求める声があがっていました。

これについて日本陸連では、4日に開いた理事会で中高生が出場する全国大会を、それぞれことし10月に開催することを決めました。

具体的には中学生の大会は10月16日から18日に横浜市の日産スタジアムで、高校生の大会は10月23日から25日に広島市のエディオンスタジアムで開催し、従来の全国大会に則した種目で、全国レベルの記録を持った選手を対象に行う方針だということです。

また、感染防止対策として今後発表する陸連のガイドラインに基づいて実施するとしています。
日本陸連の尾縣貢専務理事は「全国大会の中止は、大人には想像できないほどの苦しみだったと思うが、子どもたちが少しでも前向きに捉えてもらえるような機会になればうれしい。これまでのトレーニングの成果を発揮できるような場にしたい」と話していました。

中止となった全国高校総体をめぐっては、陸上のほかアーチェリーやフェンシングなどでも秋以降に全国規模の代替大会が計画されるなど、広がりを見せています。