東京都内で新たに28人感染確認 1人死亡 新型コロナ

東京都内で新たに28人感染確認 1人死亡 新型コロナ
東京都は4日、都内で新たに28人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。このうち20代と30代が合わせて22人と、全体の8割近くを占めています。
東京都は4日、都内で新たに10代から60代、それに80代の男女合わせて28人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。このうち20代と30代が合わせて22人と、全体の8割近くを占めています。

28人のうち、14人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、残りの14人は今のところ感染経路が分かっていないということです。

これで都内で感染が確認された人は、合わせて5323人になりました。

一方、都は感染が確認された100歳代の女性1人が死亡したことを明らかにしました。

これで都内で死亡した感染者は合わせて307人になりました。

ホストクラブ関係者やパーティー参加者も

東京都によりますと、感染が確認された28人のうち、▽20代と30代の男性5人がホストクラブの関係者で、▽10代と20代の男女4人は夜にパーティーをしていたということです。

これについて、小池知事は、記者団に対し、「調査中のケースが多いが、夜の街関連でホストクラブ関係の方々から陽性者が出ている」と述べました。
その上で、このところ夜の繁華街に関連した感染の確認が相次いでいることについて、「改めて、夜の街については、『新宿エリア』とまで申し上げているので気をつけていただきたい。うつさない、うつらないということをお願いしたい」と述べました。

また、西村経済再生担当大臣が、今週末にも会談したい意向を示していることについて、小池知事は、「夜の街対策をどうするかと通勤の混み具合なども含めてどう進めていくかを具体的に話していきたい」と述べました。

都の指標の状況は

東京都は感染の状況などについて、指標を設定したうえで毎日、モニタリングし、休業要請の段階的な緩和や再び要請を行うかどうかの目安としています。

このうち、緩和の段階を進める場合、
▼新たな感染の確認は、1週間の平均で1日当たり20人未満、
▼新たに確認された人のうち、感染経路が不明の人の割合が1週間の平均で50%未満、
▼感染確認の週単位の増加比率が前の週より低くなるかなどを目安として、医療体制なども考慮して総合的に判断するとしています。

東京都が4日に公表した指標は、
▽新たな感染確認が1日当たり18.3人、
▽感染経路が不明の人の割合が46.9%でした。

また、週単位の増加比率は2.03で、前の週より増えたことを示しています。