新型コロナで臨時休園の多摩動物公園が営業再開 東京

新型コロナで臨時休園の多摩動物公園が営業再開 東京
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新型コロナウイルスの影響で臨時休園していた東京 日野市の多摩動物公園が4日、再開し、早速、訪れた親子連れなどでにぎわっています。
東京 日野市の多摩動物公園は、ことし3月下旬から臨時休園していましたが、4日、3か月ぶりに再開することになり、午前10時の開園時間前には入場を待つ人が、距離をとる目安の線に従って列を作っていました。

そして、開園と同時に親子連れやカメラを抱えたファンなどが、手の消毒などをして次々に入場し、キリンやアフリカゾウなど、動物をじっくり眺めたり、写真を撮ったりしていました。

東京 多摩市から親子で訪れた30代の男性は「園のホームページを毎日確認して、再開を待ちわびていました。こうして広い場所で動物を見ながらのんびり過ごせて楽しいです」と話していました。

園では感染防止の対策として、来園者が互いに距離をとりながら動物を観察できるよう、見学スペースに1メートルごとに線を引いているほか、柵の手前にコーンをおいて動物に近づきすぎないよう促しています。

また、コアラやオオカミなどの屋内の展示施設や、動物とふれあうイベントも中止しています。

多摩動物公園の渡部浩文園長は「多くの人が動物を見るのを楽しみにしていたと思うので、職員や動物の体調管理や感染防止の対策をしっかり行いながら運営にあたっていきたい」と話していました。

一方、上野動物園は臨時休園が続いていて、都が事前予約制の導入を検討していますが、再開の見通しはたっていません。