外食チェーン各社 新型コロナ感染拡大防止で新しい営業広がる

外食チェーン各社 新型コロナ感染拡大防止で新しい営業広がる
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新型コロナウイルスの感染拡大防止のため「新しい生活様式」が求められる中、外食チェーン各社は客席をアクリル板で仕切ったり、料理の提供のしかたを工夫したりするなど、新しい営業の形を取り入れるところが増えています。
外食大手すかいらーくが展開する、しゃぶしゃぶチェーンでは、もともと必要な量だけ客自身が食材を取り分ける、ビュッフェ形式になっています。

しかし、複数の人が同じ場所から取り分けることで感染が広がるのを防ぐため、このチェーンの東京 国立市の店舗では、食材を透明なシートで覆ったり、客が直接トングに触れないよう使い捨ての手袋の着用を求めたりしています。

また、テーブル席の間には、飛まつを防ぐため透明なシートを設けています。

しゃぶ葉 国立富士見台店の藤木浩二マネージャーは「安心して食事を楽しんでもらえるよう、提供の方法を考えていきたい」と話していました。
一方、牛丼チェーン最大手のすき家は、今月からおよそ250店舗で飛まつを防ぐため、透明のアクリル板を設置しました。
また、従業員の手洗いを徹底するため、適切な手洗いのしかたを紹介する70秒の動画を作成しました。

動画を流すタブレットにはセンサーが取り付けられ、従業員が途中で、手洗いをやめると警告のメッセージが流れます。

すき家の加藤達也主任は「客と従業員双方の安心・安全につながる取り組みを広げていきたい」と話しています。