南アルプスの山小屋 新型コロナで今季休業も 山梨

南アルプスの山小屋 新型コロナで今季休業も 山梨
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新型コロナウイルスの影響で、富士山では今シーズン、すべての山小屋が休業を決めていますが、北岳を含む南アルプス山系の山小屋の中にも、今シーズンの休業を決めたところがあります。
山梨県と長野県、それに静岡県にまたがる南アルプス山系は、富士山に次いで日本で2番目に標高が高い北岳を含む20以上の山々がつらなった山脈で、夏には多くの登山客などが訪れます。

山梨県側の山小屋の中には、新型コロナウイルスへの感染を防止するための「3つの密」を避けることが難しいことから、今シーズンの休業を決めるところも出ています。

このうち、南アルプス市の北岳と北沢峠では、市営の山小屋合わせて5つが休業を決めたほか、民営の山小屋合わせて2つは、今後の感染状況を踏まえて決めるということです。

また、早川町の農鳥岳にある民営の山小屋2つと、韮崎市の鳳凰三山にある民営の山小屋3つは、今月もしくは来月に営業を再開させる予定ですが、今後の感染状況も踏まえて決めるということです。

北杜市の甲斐駒ヶ岳にある市営の山小屋は、今月中旬に営業再開の時期を決める予定だということです。

一方、静岡県などはすでに、ことしの夏山シーズンは、南アルプスの静岡県側の山小屋をすべて閉鎖することを決めています。