小池都知事 東京オリンピック パラリンピック 簡素化を検討

小池都知事 東京オリンピック パラリンピック 簡素化を検討
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新型コロナウイルスの影響で1年延期となった東京オリンピック・パラリンピックについて、東京都の小池知事は「合理化すべきところ、簡素化すべきところを進めていく。国、組織委員会と連携しながら考えていきたい」と述べ、大会の簡素化について検討していることを明らかにしました。
東京オリンピック・パラリンピックは新型コロナウイルスの影響で1年延期となり、オリンピックが来年7月23日に、パラリンピックは来年8月24日にそれぞれ開幕する予定です。

これについて、東京都の小池知事は、記者団に対し「まず、都民、国民の皆さんの共感と理解が必要だ」と述べました。

そのうえで「合理化すべきところ、簡素化すべきところを進めていく。国、組織委員会と連携しながら考えていきたい。会議体で打ち合わせなどは行っている」と述べ、大会の簡素化について検討していることを明らかにしました。

官房長官「安心で安全な大会へ準備を」

菅官房長官は、午前の記者会見で「東京大会については、現在、IOC=国際オリンピック委員会と大会組織委員会を中心に検討が行われているが、政府と組織委員会の間で何らかの方針を決定した事実はない」と述べました。

そのうえで「4月16日のIOCと組織委員会の会議ではサービス水準の最適化や合理化などを検討していくことで合意したと承知している。アスリートや観客にとって安心で安全な大会になるよう、引き続きIOCや組織委員会、東京都との緊密な連携のもとに大会に向けてしっかり準備していきたい」と述べました。

一方、記者団から大会の開催には、新型コロナウイルスのワクチン開発が条件となるのかと問われ、菅官房長官は「IOCや組織委員会がワクチン開発を開催の条件としている事実はないと承知している」と述べました。