仏 ルノー 政府保証の融資受けると発表 最大6000億円余

仏 ルノー 政府保証の融資受けると発表 最大6000億円余
新型コロナウイルスの影響で経営の厳しさが増している、フランスの大手自動車メーカー、ルノーは、資金繰りのため、政府保証がついた融資を、最大で6000億円余り受けることになったと発表しました。
ルノーは3日、最大で総額50億ユーロ(日本円で6000億円余り)の融資を、5つの金融機関から受けることになったと発表しました。

融資額の90%をフランス政府が保証することになっていて、ルノーは「過去に例のない危機の中、必要な資金が手当てされることになる」としています。

ルノーは、ウイルスの影響で自動車の販売台数が大きく落ち込んでいることに加えて、ルノーが大株主になっている日産自動車がことし3月期の決算で巨額の赤字になったことで、損益が悪化する見通しとなり、経営が一段と厳しくなっています。

こうした中で、先週には従業員をおよそ1万5000人減らすことを盛り込んだ、事業の再構築の計画を打ち出したほか、連合を組む日産などの連携強化策をまとめていて、経営の立て直しにつなげることができるか問われています。