東京アラートとは 解除と再要請の考え方は

東京アラートとは 解除と再要請の考え方は
「東京アラート」は、東京都が休業要請などの段階的な緩和にあたり、感染状況が再び悪化して警戒すべき状況だと判断した場合に出されます。アラートの解除について、都は、要請の緩和を進めるためにモニタリングしている指標の目安を用いて検討する方針です。
具体的には、1週間の平均でいずれも1日当たり、新たな感染の確認が20人未満、感染経路が分からない人の割合が50%未満、さらに感染した人の増加比率が前の週より低くなるという3つの指標を満たすかどうかを確認します。

ただ、3つの指標だけで即座にアラートを解除するかどうかは検討中だとしていて、都は週単位で感染者の傾向を見極めたり、専門家の意見も踏まえたりして、判断したい考えです。

都は、アラートを出したり解除したりすることに合わせて、休業要請などのステップを変更することはないとしています。

ただ、感染状況が悪化して指標の目安を超えた場合は、「再要請」を行うことも検討するとしています。

再要請の目安は、1週間の平均でいずれも1日当たり、新たな感染の確認が50人以上、感染経路が分からない人の割合が50%以上、さらに感染した人の増加比率が前の週の2倍以上になるというものです。

再要請をする場合、今の緩和の段階である「ステップ2」を1つ前の「ステップ1」に戻すのか、最初に要請した段階、つまり飲食店の場合だと営業時間を午後8時までとしたり、多くの施設に休業を要請したりした「ステップ0」まで戻すのかどうかは検討中だとしています。