フェンシング 高校総体中止受け全国大会を計画 9月に箱根で

フェンシング 高校総体中止受け全国大会を計画 9月に箱根で
新型コロナウイルスの影響で全国高校総体が中止となったことを受けて、フェンシングではオリンピックの元代表選手らが中心となって、高校生を対象にした全国大会の開催を計画しています。
大会は、ソウルオリンピックでフェンシングの日本代表だった、江村宏二さんが中心となって実行委員会を立ち上げ、3日からインターネット上で資金を募る、クラウドファンディングを活用して開催する計画を進めています。

大会は「High School Japan Cup 2020」と名付けられ、ことし9月25日から27日まで神奈川県箱根町で予定されています。

全国の高校生を対象としていて、3年生は希望すれば全員が出場でき、3日間で300人から500人の参加を想定しています。

実行委員会によりますと、大会の開催は政府や自治体によるイベントの自粛要請が解除されていることに加え、都道府県の間の移動の自粛要請がないことなどが前提で、解除されていない場合、11月や12月に延期することも検討しています。

また、選手や関係者に会場に入る際の検温を義務づけるほか、試合の記録を手渡しでなく、オンラインで提出できるようにして、人員を削減することなどで、感染予防の対策を講じるとしています。

大会の実行委員会は「従来の感染対策に加え、情報通信技術を活用した運営で感染リスクを減らす準備をしている。高校生たちの思い出に残るような大会にしたい」と話しています。