ガソリン価格 3週連続値上がり 経済活動再開し原油価格上昇で

ガソリン価格 3週連続値上がり 経済活動再開し原油価格上昇で
今週のレギュラーガソリンの小売価格は、全国平均で1リットル当たり128.4円となり、3週連続の値上がりとなりました。新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動の制限が徐々に緩和され、原油価格が上昇していることが要因です。
国から委託を受けてガソリン価格を調査している石油情報センターによりますと、今月1日時点のレギュラーガソリンの全国平均の小売価格は、1リットル当たり128.4円で前の週から1.5円値上がりしました。

ガソリン価格が値上がりするのは3週連続です。

これは、新型コロナウイルスの感染拡大で、世界的に制限されていた経済活動が徐々に再開され、原油の需要が高まるとの期待感から原油価格が上昇していることが要因です。

また、サウジアラビアやロシアなどの産油国が協調して、原油の生産量を減らしていることも価格の上昇に影響しているとみられます。

石油情報センターは「産油国が行っている今の規模での減産が今後も維持されるとの見方もあり、原油価格を下支えしている。来週のガソリン価格も小幅ながら値上がりするとみられる」としています。