北九州 分散登校で子どもへの感染防止 市長 新型コロナ対策

北九州 分散登校で子どもへの感染防止 市長 新型コロナ対策
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2日までの11日連続で新型コロナウイルスの感染者が確認されている、北九州市の北橋市長は3日の記者会見で、子どもの感染防止策として、当面、市立の小中学校で学年やクラス別に登校日や登校時間をずらす、分散登校を実施する方針を明らかにしました。
北九州市では、2日までの11日連続で合わせて119人の感染が確認され、このうち12人は5つの小中学校に通う小中学生です。

こうした状況について北橋市長は3日午前の記者会見で、「小中学校は現在、大変厳しい状況にあると思う。保護者や先生は今日の現状を大変心配されていることと思う」と述べました。

そのうえで、子どもの感染防止策として、当面、市立の小中学校で学年やクラス別に登校日や登校時間をずらす、分散登校を実施する方針を明らかにしました。

具体的な内容は3日夕方、教育委員会が発表する見通しだということです。

北九州市内の感染者をめぐっては、先月29日に26人が確認されましたが、2日は6人でした。

これについて北橋市長は、「なんとか最悪の厳しい状況は少しずつ脱却しつつあるように見える。これが本当に沈静化するかどうかは、これからの数日間が極めて重要な正念場になってくる」と述べ、改めて市民に対してマスクの着用や人との距離を確保することなど感染予防策を徹底するよう呼びかけました。