米抗議デモ 大統領“強硬措置辞さず” 民主党“分断あおる”

米抗議デモ 大統領“強硬措置辞さず” 民主党“分断あおる”
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アメリカで黒人男性が白人警官に首を押さえつけられて死亡した事件をきっかけに始まった抗議デモは、事件から8日目の2日も全米各地で続いていますが、大規模な衝突や略奪はこれまでのところ伝えられていません。トランプ大統領は、治安維持のためとして強硬な措置も辞さない構えですが、野党・民主党のバイデン前副大統領は分断をあおっていると批判を強めています。
抗議デモは、事件から8日目の2日もニューヨークや首都ワシントンをはじめ全米各地で続いています。

このうちニューヨーク中心部のマンハッタンには1000人を超す人たちが集まり、死亡した黒人男性が白人警官に押さえつけられた際に訴えた「息ができない」ということばを繰り返したあと、「差別のない社会をつくろう」と訴えました。

抗議デモでは、連日参加者と警官隊が衝突して死傷者が出たり、暴徒が商店から略奪したりしたため、全米各地で夜間外出禁止令が出されています。

2日の抗議デモではこれまでのところ、大規模な衝突や略奪行為は伝えられていません。ただ現地は夜に入り、警察などが厳重な警戒を続けています。
抗議活動をめぐって、トランプ大統領は治安維持のためとして強硬な措置も辞さない構えで、2日もツイッターに「大勢を拘束して見事だ。圧倒的な力で制圧した」と投稿し、厳しい対応による成果を強調しました。
これに対し、11月の大統領選挙で野党・民主党の候補に選ばれることが確実なバイデン前副大統領は、2日の演説で「大統領は問題の解決に取り組まなければならないのに、問題を悪化させている。分断が自分を助けると思っている」と述べて、トランプ大統領の姿勢を強く批判し、事件への対応をめぐっても党派対立が先鋭化しています。