フランス 飲食店が80日ぶりに営業再開 新型コロナ

フランス 飲食店が80日ぶりに営業再開 新型コロナ
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フランスでは、新型コロナウイルスの感染拡大で営業が禁止されていたレストランやカフェがおよそ80日ぶりに再開しました。首都パリで営業できるのは、屋外のテラス席だけですが、にぎわいが徐々に戻りつつあります。
フランスでは新型コロナウイルスの感染が抑えられているとして、5月から、段階的に外出制限などが緩和されていて2日、自宅から100キロ以内とされてきた移動制限が撤廃されたほか、レストランやカフェもテーブルの距離を1メートル以上とるなどの対策を講じたうえで、およそ80日ぶりに営業の再開が認められました。

ただ、首都パリなど一部の地域では、感染のリスクが依然高いとして、営業できるのは屋外のテラス席だけとなっています。

このうち、パリ南部の老舗のカフェでは、夕方になると、ビールやカクテルを楽しむ人たちでにぎわいました。
訪れた客は「仕事終わりに同僚と来ました。とてもよい気分です」と話していました。

また、カフェの店長は「美しいテラス席があって、客もいるので、文句はありません。幸運なことに太陽もあります」と話していました。

パリ市は、営業を再開した店を対象に、テラス席を歩道などにも設置することを認めましたが、テラス席がなく再開できない店も多く、飲食業の経営は厳しい状況が続いています。