新型コロナに「負けへんで」 ポスターで街を元気に 大阪道頓堀

新型コロナに「負けへんで」 ポスターで街を元気に 大阪道頓堀
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大阪の道頓堀では街を元気づけようとポスターを使ったプロジェクトが始まっています。
これは道頓堀商店会がオリジナルのポスターを掲げて街を元気づけようと企画し、これまでに10の飲食店が参加しています。ポスターにはたこ焼きや串カツなど大阪名物が描かれ「負けへんで」や「やったるで」など大阪商人の心意気が力強く書き込まれています。

プロジェクトに参加するたこ焼き店の「くれおーる」は緊急事態宣言が解除された先月16日から営業を再開していますが、売り上げは去年の同じ時期の2割ほどで厳しい経営が続いているということです。

店長の武田真史さんは「緊急事態宣言も休業要請も全面的に解除されましたが、観光客が戻るまでまだ時間はかかると思います。厳しい状況は続きますが、“やったるで”という思いでポスターを貼っています」と話していました。

道頓堀を訪れた女性は「街はまだ以前のようには戻っていませんが、ポスターをみると私たちも『負けへんで』『やったるで』という気持ちになります」と話していました。また、市内から買い物に来たという女性は「新型コロナウイルスの影響で世の中、暗いことばかりですが、元気になるポスターで励みになると思います」と話していました。