サッカーJ1の名古屋グランパスは、元日本代表でフォワードの金崎夢生選手が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。

これは、グランパスの小西工己社長が2日、ウェブ上で記者会見して明らかにしました。

それによりますと金崎選手は、5月29日、少人数での練習に参加したあと、けん怠感や発熱などを訴え、検査した結果、2日感染が確認されました。現在は愛知県内の病院に入院していますが、平熱に戻っているということです。

グランパスではJ1の再開が7月4日に決まったことを受けて1日始めた全体練習を、2日から休止しました。金崎選手は1日の練習に参加していないということですが、グランパスでは行政の指導のもと、金崎選手と濃厚接触にあたる選手やスタッフがいないか確認を進めるということです。

またグランパスによりますと、金崎選手は5月14日から15日にかけて、神奈川県の親戚の家を訪問していたということで、グランパスが拠点を置く愛知県豊田市が感染経路を調べています。

金崎選手は31歳。元日本代表のフォワードで、2010年にグランパスの初優勝に貢献し、その後海外のチームなどを経て、ことし3月、サガン鳥栖から期限付き移籍でグランパスに8年ぶりに復帰していました。