無観客公演の動画を無料配信のアーティストなど支援へ 東京都

無観客公演の動画を無料配信のアーティストなど支援へ 東京都
新型コロナウイルスの影響で、活動の場を失ったアーティストやスタッフを支援しようと、東京都は無観客や入場を制限して公演を開き、その公演の動画を無料で配信した場合、200万円を支給する方針を決めました。
都内では現在、劇場やホールなどは営業の自粛が緩和され再開できるようになりましたが、感染拡大を防ぐため入場が制限され、収容定員を満たせないこともあるということです。

このため、公演に携わる人たちは経済的に厳しい状況が続いているということで、東京都は、営業が再開された劇場やホールなどで公演を開催する主催者を支援することを決めました。

具体的には、無観客や入場を制限して公演を開き、その公演の動画を都のウェブサイトで無料で配信した場合、1公演当たり200万円を支給する方針です。

合わせて300公演分に支給する方針で、都は、こうした取り組みで出演するアーティストだけでなく、音響や照明などの技術スタッフや劇場、ホールなどの施設も広く支援したいとしています。

また、都は活動を自粛せざるを得なくなったプロのアーティストへの支援もすでに行っていますが、申し込みが相次いだことから、支援の対象を4000人から5倍の2万人に増やすことにしています。