学校給食再開 食器減らして会話も控える 東京 福生

学校給食再開 食器減らして会話も控える 東京 福生
新型コロナウイルスの感染拡大を受けた臨時休校を終えた東京 福生市の小中学校では、給食の提供も再開されましたが、感染のリスクを減らすため1つの皿で食事を提供し、会話も控える対策を徹底しています。
福生市では市内10の小中学校で1日から分散登校によって授業が始まり、給食の提供も再開しました。

このうち福生第三小学校では2日、1年2組の子どもたちが入学して初めての給食をとりました。

1クラス29人の子どもたちは距離をあけるため、2つの教室に分かれています。

感染のリスクを減らすためとして配膳はすべて教職員が行い、これまで1人当たり4つ使っていた食器も1つの皿だけにしています。

2日はツナトマトスパゲッティとアーモンドサラダが提供され、手洗いを済ませた子どもたちが、距離を空けて順番に受け取っていました。

これまでは机を向かい合わせにして、グループで食べていたということですが、マスクを外した子どもたちは全員、教室の前を向いたまま会話も控えて静かに食べていました。

男子児童は「皿の数は少ないけど量は多くておいしかったです。本当はみんなとおしゃべりしたいです」と話していました。

福生第三小学校の武田一教校長は「いちばん楽しいはずの給食の時間に、おしゃべりまで我慢させるのはかわいそうですが、リスクを下げるために子どもたち自身も意識してくれています。少しでも早く本来の姿に戻れる状況になってほしいです」と話していました。