政府の布マスク 寄付された5000枚超の一部介護施設へ 名古屋

政府の布マスク 寄付された5000枚超の一部介護施設へ 名古屋
政府の布マスクについて、使わない人からの寄付を募っていた名古屋市の団体に、これまでに5000枚を超えるマスクが寄せられ、2日に一部が介護施設に届けられました。
医療や介護の事業者などで作る「みま~も名古屋」は、先月15日から、政府が配布する布マスクを使わない人に寄付を呼びかけ、愛知、岐阜、三重、静岡にある86か所の薬局にマスクの回収箱を設置したほか、郵送でも寄付を受け付けています。

この団体には1日までに全国からおよそ2500セット、5000枚のマスクが届いたということで、団体のメンバーは2日朝、名古屋市昭和区の高齢者が暮らすグループホームを訪れ、100セットを手渡しました。

グループホームでは、スタッフが利用者の入浴を介助をするときなどに布マスクを使うということです。

マスクを受け取った「グループホームよりあい処 向山」の神戸貴之さんは「今後を考えると1枚でも多くほしいと思っていたのでうれしいです。利用者を守るために大切に使いたい」と話していました。

政府の布マスクの寄付は、未開封のものに限って今月末まで受け付けているということです。

「みま~も名古屋」の林俊輔副代表は「全国からマスクが送られてきて、反響の大きさに驚いている。まだ布マスクを必要としている施設があり、引き続き送ってほしい」と話していました。